ドラムレッスン バスドラムのフットペダル調整方法

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ドラムレッスン(drumlessons)

バスドラムのフットペダル調整方法

今回はベースドラム(以下バスドラム)のフットペダルの調整方法についてお話ししたいと思います。
レンタルスタジオへドラムの練習に行って常設のドラムセットで演奏する時、バスドラムのフットペダルの踏み心地がフィットしない時ってありませんか?
ペダルを踏みこんだ時、自分のイメージより軽かったり、重かったり…。
そんな時にどうやってそのペダルを自分のイメージ通りの踏み心地に調整するのか、その方法とポイントをお話しします。

調整するポイントは一般的なペダルで3か所あります。

1.コイルスプリング(以下バネ)の張り具合
2.ビーターの角度
3.ビーターシャフトの長さ
この3か所です。
ではその調整方法とポイントを1つずつ説明していきます。

コイルスプリングの調整

まずはバネの調整から。
一般的なフットペダルはバネがペダルのフットボード右側の柱に垂直に付いています

バネの下にはバネを引っ張る為のネジ棒がついています。
そのネジ棒の下側にスプリングの張りを固定するナットが上下に2つあります
ナットを回してスプリングの張り具合を調整します。
バネの張り具合を調整するときは最初に上のナットを反時計周りに回してゆるめます。

そのあとに下のナットを上から見て時計回りに回せばバネが緩み、反時計回りに回せば張ります。
メーカーにもよりますが下のナットに緩み防止装置が付いていることがあります。
上のナットを緩めても下のナットが回らない時は緩めた上のナットを下に押します。
そうすると下のナットの緩み防止装置が外れるようになっていることが多いです。

一度バスドラからフットペダルを外し、ペダルをひっくり返して下のナットの構造を目視してみることをおススメします。
ナットの形はメーカーによって丸だったり六角形だったりします。
スプリングが強く引っ張られている時にペダルを踏み込むと軽く感じます。
初心者の方はうまくバスドラに足の力を伝えられない事が多いのでバネを緩めると踏みやすくなることが多いです。

ビーターの角度調整

次にビーターの角度です。
ビーターとはバスドラムの皮を叩くためにペダルについている棒のついた白いフェルト状部分です。
これが無いとバスドラムの音が出ません。
ビーターの角度は床に対して45度から60度の間にセットすると踏みやすいと思います。
角度の調整はドラムのチューニングキーを使うペダルが多いです。
製造年代が古いペダルや廉価版のペダルでは角度調整ができないものや
角度調整ができても細かくセットできないものもあります。

メーカーによっては六角レンチなどの専用工具を使う物もあるので確認してみましょう。

45度よりも角度を鋭角にするとペダルを踏みこんだ時にバネの張力が強くかかり力がうまく伝えずらくなったり
ビーターが打面からが戻ってきたときに足の甲に当たったりします。
逆に60度よりも広角にするとビーターのストローク幅が小さくなり音量を出しにくくなります。

ビーターシャフトの長さ調整

3つ目にビーターシャフトの長さです。
バスドラムの大きさやフットペダルの大きさによって若干セッティングが異なります。
スタジオの標準的なドラムセットの場合、バスドラムは22インチなので標準サイズのペダルですと真ん中から少し上にビーターが当たるようにセットすると良いでしょう。
ほとんどのペダルはカム(ビーターシャフトの付け根の半円形の部品)の部分にチューニングキーのネジで固定されていますので
チューニングキーでネジを緩めて長さ調整します。

踏み心地はシャフトが長いと重く感じ、短いと軽く感じます。

小口径のバスドラムの場合はペダルの大きさによってはビーターがセンターからかなり外れてしまうことがあります。
ビーターの当たる場所がセンターから大きく外れるとアタック音が弱くなるので注意しましょう。
またシャフトの長さを短くし過ぎるとシャフトエンドがバスドラムのヘッドに当たってヘッドを破いてしまう事があるのでこれも気を付けたいポイントです。
シャフトの長さはバネの張り具合と関係してくるのでシャフトの長さを先に決めると良いと思います。

ペダルが横にズレてしまう時は

蛇足ですがフットペダルをしっかりセットしているのに演奏中フットペダルが横にズレてしまう時があります。
そんな時は左右の柱の下に先のとがったアンカーボルトが付いているので(廉価版ペダルだと付いていないことも…)
それを回して床に刺すとペダルの挙動が納まります。
ただし床にキズを付けてしまいますのでドラムマットなどが敷いてあることを確認してから設置してください。

また稀にバスドラムのフープがスチールフープを使用しているスタジオがあります。

スチールフープは強度を増すために内側を窪ませてあるためフットペダルをフープに挟んで取り付けネジを締めてもしっかり止まらないことが多いです。
そんな時はフープの溝に厚く折りたたんだ紙などを置いてペダルを挟んでセットしてみてください。

まとめと参考動画

いろいろと細かく説明しましたが、私の経験ではだいたいはバネの張り具合を調整すれば解決する事が多いです。
補足として動画をアップロードしていますので参考にして頂ければ幸いです。

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